世界大会2017レポート
はじめまして、ウォルフォンです。今回は初めて世界大会に出場したのでそのときに使ったパーティと実際の対戦について紹介したいと思います。
1. 使用パーティ
2. 構築経緯
国内予選で使った構築(http://wolfon.hatenablog.com/entry/2017/06/19/220539)は通用しないと思い、世界大会にむけていろんな構築を組んで回したものの、これを超えてしっくり来るものが無く、結局この構築をベースにしたものを使うことにしました。また、全国大会が終わった後くらいに海外の大会でGACT系(ガブリアス、ウインディ、テッカグヤ、カプ・コケコ)のパーティが活躍していましたが、この構築はGACTに強いため世界大会もGACT環境になるのなら通用すると判断したのも採用した理由の1つです。出発するときの空港でコウさんから情報操作だよって言われましたが...
国内予選で使った構築はカプ・ブルル、ウツロイド、メタグロス
に弱く、世界大会でも一定数は存在すると予想したため、この3匹を意識して以下のようにパーティを改良しました。
メタグロスの処理を早めるために採用しました。また、これによりトゲデマルにまともな打点を持てるようになり、ついでにガラガラにも強くなりました。結果的に自己再生がなく、攻撃技3つと攻撃的な型になりましたが、この構築のコンセプトはビートダウンによる勝利なので使いづらいとはあまり感じませんでした。
ウツロイドに対する役割を強くするのとカプ・ブルルに対して有効な打点を持つために採用しました。相手を確実に削りたいときにも便利でした。
③Rベトベトン
性格：ゆうかん 特性：くいしんぼう 持ち物：フィラの実 努力値：H252, A252, B4
はたきおとす / どくづき / かえんほうしゃ / まもる
ブルル軸のパーティはベトベトンに弱いことに着目し採用しました。また、かえんほうしゃを採用したことでAFK(ウインディ、カプ・レヒレ、カミツルギ)にも強くしました。DJパのようなポリ2ギガイアスが入ってるやつは無理ですが...
もう1つ変更した点として
こおりのいぶきはバルジーナのようなシード持ちに対して打つ技でしたが、実際に使う機会がなく調整に付き合ってくれたkootaがオーロラベールがいいと言ってくれたので採用しました。この技は、ふぶきを打っても凍らせない限りアドが得られない場面や、相手のウインディ+カプ・コケコの並びからくる神速+デンキZや手助けデンキZでこちらのコケコが縛られてる可能性があるときに使いました。スカーフなので次のターンは必ず交換しなければならないですが、ベールを張った後ならポリ2やベトベトンを安定して受けだしさせることができるので特に問題は感じませんでした。配信の1試合目で見せた、オーロラベールからのボルトチェンジでギガイアスに交換はキュウコンがスカーフだからこそできるムーブですね。
ここからは対戦について説明します。
3. Day1
Round1 vs Andres Escobasa 
結果：○○ 勝ち
ライチュウの眼鏡エレキボールの威力にびびりましたがスカーフキュウコンが良い感じに削り、ベトベトンが頑張って勝ち。2戦目はこちらの鉢巻ウインディの神速で良い感じに削って勝ち。
Round2 vs (アジア系？の女性の方) 
結果：○×○ 勝ち
1戦目はレヒレが選出されなかったため、コケコキュウコンでゴリ押しして勝ち。2戦目はウインレヒレから入り、コケコキュウコンの前で強気に瞑想を積んできました。ベトベトンが濁流で命中1段階下がり、3連続で技を外して負けました。実はこれがDay1唯一の負け試合。3戦目は2戦目の動きを見てフリドラ+10万でレヒレに集中。これが決まり、数的有利になって勝ち。
Round3 vs Christian 
結果：○○ 勝ち
1戦目はカビゴンを吹雪+エレキボールで迅速に処理して勝ち。2戦目はキュウコンの吹雪でカビゴンとテッカグヤを同時に凍らせるという犯罪をして勝ち。
Round4 vs snowさん 
結果：○○ 勝ち
初めてパーティ見たとき、きついポケモンが多すぎてゲロ吐きそうでした。しかし、キュウコンが僕に嘔吐させまいと頑張ったのか、2戦連続で1ターン目にウツロイドを吹雪で凍らせてくれました。ウツロイドの氷が融けることは1回もなく、snowさんは実質3匹で戦ってました。Round終わった後、snowさんめっちゃうなだれてました。ちゃんとDay2決めてくれてよかった...
Round5 vs Justin Burns 
結果：○○ 勝ち
こちらはニコ生で配信された試合で、youtubeにアップされているのでそちらをどうぞ。
1戦目はきれいに勝ちましたが、2戦目は結構グダグダでしたね。チョッキガブリアスの硬さが想定外でしたがなんとか勝ててよかったです。
4. Day2
Round1 vs Paul Chua 結果：○×○ 勝ち
目の前には有名なPaul、そして隣には去年優勝者のWolfe、僕はもうDay2は惨敗してもいいやと思いました。1戦目はカビゴンが初手で来たので、吹雪+エレキボールで処理し、後は順当に倒していってeasy win。2戦目はカビゴンにエレキボールを打ち込むまえにコケコを失ってしまい、ギガイアスの岩Zでカビゴンの突破を試みるもウインディの威嚇に邪魔され負け。3戦目も同様に早い段階でコケコを失うが、なんとかカビゴンを倒し、最後テッカグヤとポリ2ギガイアスの対面になる。最後のターンにギガイアスの岩雪崩が急所と怯みを引き、10万ボルトをぶちこんで勝利。急所怯みが無ければ勝率は6割くらいといったところでした。
Round2 vs Tommy Cooleen 
結果：○○ 勝ち
こちらもyoutubeに上がってました。
まじですんません...
Round3 vs Sam Pandelis (HN:Zelda) 
結果：○○ 勝ち
今大会準優勝した人。ガブリアスやデンジュモクがめっちゃ積んできて吐きそうでした。1戦目のラストターン、相手剣舞積んだHP満タンのガブリアスとウインディ、こちらカプ・コケコ・ギガイアスの場面、こちらのコケコは眼鏡なのでガブリアス守る→ウインディ地ならしで負けなので降参しようかと思いましたが、相手がその勝ち筋に気づいてない+マジカルシャイン急所という可能性にかけたらその通りになっちゃいました。2戦目は鉢巻ウインディがトリル下でデンジュモクを突破してくれて普通に勝ちました。
Round4 vs Jamie Boyt 
結果：×× 負け
めっちゃ積んできそうなパーティ(小並感)。トリルさえ張ればギガイアスで制圧できると思いましたが、ドーブルの胞子や珠フェローチェのとびひざで1回も張れずに負け。アナハイムに来てから初めての敗北。勝てる気せーへんかった、ドーブルやし。
Round5 vs Matthias Sucholdulski 
結果：○○ 勝ち
この構築の苦手なトゲデマル入りウインレヒレとあたってしまい吐きそうになりましたが、2戦ともコケコのマジカルシャインで無理やり削り、ポリ2ギガイアスが暴れて勝ち。
Round6 vs snowさん 結果：×○× 負け
再びsnowさんと当たってしまいました。Day1みたいな奇跡はもう起こせないと思い、キュウコンは出さずに普通に戦うも1戦目を落とす。2戦目はウツロイドへ強く出るためギガイアスを選出。これが良い感じにはまって勝利。1,2戦目ともトリトドン来たら終わるなっていう選出をしていましたが、3戦目でそのトリトドンが来て負け。
Round7 vs Krelcroc 結果：×× 負け
ブルルがいなければ得意な相手だと思いました。ブルルがいなければ。1,2戦とも相手のサイクル戦に翻弄されて負けました。読みとプレイング次第では勝てない相手では無いと思いますがこの時点で疲労がピークになっており、頭が全然働きませんでした。ていうか、なんでsnowさんもKrelcrocもメタグロス相手にポリ2投げてもC上がんないの...
5. 最後に
最後の対戦が終わった後、5分くらいは悔しい気持ちでしたがその後はもう嫌いなVGC2017をやらなくていいんだという呪縛から解放された気分になりました。自分がここまで来れたのは本当に運がよかっただけであり(特にキュウコンが)、トップカットの試合を見ててやはり彼らと自分は全然レベルが違うなと感じました。一応、目標はDay2進出だったのでそれが達成できたのはよかったです。来年はベスト16入りを目指したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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9/20追記
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