ElectricIce(&Rock) Beat Down!
アローラ!ウォルフォンです。今回はJCS2017の予選および本戦で使用したパーティを解説します。こちらがJCSで使ったパーティになります。
1. JCS2017の結果
日程A:18-1 1707(内1戦は切断によりレート反映されず)
日程B:16-4 1646
日程D:17-2 1689
計:5042(30位)
2. 構築の経緯
僕自身、(脳死で勝てる)ビートダウン系の構築を好んでいるのですが、このルールはそれが難しく序盤はVGC2017というルールに苦しめられました。そんな中、ぺやんぐさんが考えたすばらしい構築に出会えました。それがこちら↓
このパーティなら勝てる!と思った僕はバトルロードグロリア2017のラストチャレンジでこのQRパーティを使用して本戦まで進むことができました。手ごたえを感じながらもこのパーティの問題点が見えてきました。このパーティが苦手とするポケモンを並べると、トリトドン、トゲデマル、ウツロイド、チョッキメタグロス、ジバコイル、Rガラガラなど
これらに強いポケモンを入れるために外す1匹となったのがライチュウでした。参考元によると、ライチュウは天候パと追い風対策に入れたようですが、僕はポリ2+ギガイアスで十分対策できると考えました。また、電気2匹いることで避雷針持ちがきつくなるためライチュウを外しました。
上記のポケモンに強いポケモンということで代わりに入れたのがカミツルギでした。こういうビートダウン系の構築には素早さと火力の高いUBを入れたいと思ってたので丁度良かったです。カミツルギがRガラガラに強いという部分で疑問に思った人がいるかもしれませんが、カミツルギにはつじぎりがあります。もちろんただのつじぎりじゃ耐えられるので、つじぎりをベースにしたアクZを持たせました。
3. 個別解説
※ほとんどは参考元と一緒なので使用感についての記述がメインになります
カプ・コケコ@こだわりメガネ 性格:ひかえめ 特性:エレキメイカー
145-×-105-161-96-182 (C252, D4, S252)
10万ボルト / マジカルシャイン / ボルトチェンジ / エレキボール
火力やばいです(小並感)。特にエレキボールはギガイアスやカビゴンなどの鈍足ポケモンには有効で、ギガイアスは砂下でも確1とれます。ほかの130族に抜かれてしまいますが、後述するスカーフキュウコンのおかげでそこまで気にはなりませんでした。相手のカプ・コケコに上から電気Zうたれるときついですが...。
Rキュウコン@こだわりスカーフ 性格:おくびょう 特性:ゆきふらし
149-×-95-133-120-177 (H4, C252, S252)
ふぶき / フリーズドライ / れいとうビーム / こおりのいぶき
スカーフガブリアス絶対ぶっ○すマン。攻撃面における氷と電気の相性の良さは言うまでもなく、こいつのおかげでコケコはほぼ確実に動かせるので最高のコンビです。VGC2016におけるメガボーマンダのように雑に扱うのがポイントです。
コケコとならべたときの特性の発動順はしっかり見ておきましょう。
カミツルギ@アクZ 性格:ようき 特性:ビーストブースト
135-233-151-×-51-177 (H4, A252, S252)
リーフブレード / つじぎり / せいなるつるぎ / みきり
予選期間中、多くのガラガラを葬ってきたカミツルギ(いうてそんな多くなかったけど)。つじぎりベーズのアクZは威力140しかないため、大丈夫かな?と思いましたが、ガラガラに刺さるついでにヤレユータンにも刺さったり、ウインディへの打点となったりしました。ちなみにH252振りメタグロスには確定で耐えられるので過信しないように。
本戦ではつじぎりをスマートホーンに、持ち物をカクトウZにしましたが、カミツルギ自体がそんなに活躍できませんでした。
ウインディ@こだわりハチマキ 性格:いじっぱり 特性:いかく
187-178-101-×-101-125 (H172, A252, B4, D4, S76)
フレアドライブ / ワイルドボルト / インファイト / しんそく
S:最速テッカグヤ抜き
パーティ全体で鋼に弱いため、入ってきた炎アタッカー。ちなみに神速+ふぶきで耐久に振ってないコケコは高確率で倒せるため、初手ウインディ+キュウコンという並びも相手によってはします。一度鉢巻ウインディの火力を知ってしまうとほかの型では使えなくなってしまいますね...。
ポリゴン2@しんかのきせき 性格:れいせい 特性:ダウンロード
191-×-110-172-117-58 (H244, C252, D12)
10万ボルト / れいとうビーム / じこさいせい / トリックルーム
S:最遅
トリル下での制圧力を重視してのC252振り。タイプ不一致でも10万ボルトでかなりの火力がでるため、ギガイアスに対してテッカグヤを合わせられても容易に突破することができます。また、れいとうビームがあることで、相手のガブリアスを倒す前にキュウコンを失っても大丈夫という立ち回りができます。
参考元では、じこさいせいのところが守るになっていましたが、ポリゴン2の守るは相手の行動を読む必要があり、弱者から強者まで当たるJCSでは無難なじこさいせいのほうが良いと判断しました。本戦では守るに戻しましたが1回しか使いませんでした。
ギガイアス@イワZ 性格:ゆうかん 特性:すなおこし
191-205-150-×-102-27 (H244, A252, D12)
ストーンエッジ / いわなだれ / ワイドガード / まもる
S:最遅
キュウコンとギガイアスの2天候は珍しいかと思いますが、キュウコンの苦手な炎タイプにギガイアスが、ギガイアスの苦手な地面タイプにキュウコンが強いというシナジーがあり、結構強かったです。文句なしのこのルール最強のトリルアタッカー。鉄球オニシズクモのアクアブレイクで高乱引くのはやめてください。
4. 雑感
A日程の圧倒的な勝率にも表れているとおり、このようなビートダウン系の構築は弱者を狩るにはうってつけで(10万吹雪うってるだけで勝てた試合も結構あった)そのおかげで予選突破することができました。しかし、言い換えれば強者には通用しないパーティであり、本戦では見事爆死しました。
本当は世界大会まで心中したかったのですが、強者には通用しないこと、環境にブルルウツロイドが蔓延していることを考え、構築記事を書くことで成仏させようと思いました。また1から構築組みなおすので誰かアイデアください()。
5. 最後に
僕がグロリアおよびJCSの本戦に出られたのはぺやんぐさんのおかげと言っても過言ではありません。本当にありがとうございました。質問・意見・感想あればコメント欄かTwitter@WorldRyuverまで
<おまけ>
僕「レヒレを呼んでスカーフキュウコンで味方にいばるうつのか...なるほど。そういえば俺のパーティも初手レヒレをよく呼ぶよなあ...」
僕「じゃあ、コケコに威張ってワイルドボルトベースの電気Zぶちかますのおもしろそうじゃねwwww?」
使うかどうか知りません